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組織の壁を打ち破るには

組織の壁を破るために必要なのは優れたアウトプット、つまりよい商品です。
理屈では組織は変わらないけれど、具体的な形で見せれば、その瞬間に変わるこ
ともあります。
おいしい料理にしても、優れた絵にしても、出合った瞬間に引き込まれるような
魅力がありますよね。

縦割りの組織の中では、組織横断チームとか、プロジェクトチームとか実験的に
やるしかないですね。
社外から人材を招くことにも抵抗があるかもしれません。
でも、仕事だから・・・」と考えている人より、自分からやりたくて取り組む人
の方がいいに決まっています。

自分個人の力なんて、大したことありません。考えの幅だってたかがしれています。
それよりも、魅力的な仲間がそれぞれで考えた方が明らかに早いし、よいものが
できる可能性が高いと思います。

By佐藤章

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
2008.05.03:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

チームのための人選び

チームをつくるとき、まず大切なのは、「ヒジリ」を探すことです。
ヒジリというのは、火を起こすことのできる人。つまり、物事の源流をつくれる人のこと。
この人が確信犯的に引っ張らないと、物事はうまくいかないんですよ。
あとはその人に合うように、あるいは補完するように、他の人とお見合いしていけばいいんです。

人を見る際のポイントは、第一に性格ですね。いい開発は、いい性格の人ができるんです。
いい性格とは、いい人。人から敬われるとか、他人を尊重できるとか、ノリをつくれるとか、何でもいい。
「あいつはいいやつだ」といわれる人から、いい商品は生まれるんです。
いい人は、素直に物事を伝えられるし、仕事を通じて自分を変えていくことができます。

チームは、野球でいうと、一番から九番打者まで、それぞれ役割が違う選手が必要です。
一人ひとりがそれぞれの役目を担えるような、そういうチームづくりが理想ですね。

By佐藤章

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)

2008.05.02:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

空振りはホームランの10倍

空振りはホームランの10倍あります。
それでもホームランを狙うのは、ホームランを打たなければ生き残るのが難しいからです。

小さなヒットを狙っていったら、絶対に当たらないんですね。
世の中にないものをつくろうとか、新しい視点や独自性を打ち出そうとか、チャレンジすればするほど、リスクは高まる。
そのリスクを恐れないような開発方法が、世の人々から歓迎されるポイントになると思います。

By佐藤章

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)

2008.05.01:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

自分の真似をしない

ミーツー(=私も)という言葉があります。
すでにある何かと似たようなコンセプトで商品化すること。
この発想で生まれた商品は、価値の分散でしかなくて、お客様にとっては少しも新しくないわけです。
だからできりだけオリジナリティを優先させたいんです。

気をつけなければいけないのは、たとえ自分のつくったものであっても、同じようなやり方で同じような商品を続けて出せば、やはり二番煎じと受け取られてしまうこと。
できれば、それもやめたい。

そうしないためには、すべてを変えるんです。
変えることを恐れては先に進めません。

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
2008.04.30:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

二秒との戦い

消費者が清涼飲料を選ぶ時間は、立ち止まってからわずか二秒。
そして、その決め手になるのが「サプライズ」だという。

ある個性を出すためには、その個性を一瞬にして伝えられるようなデザインやネーミング、そして味といった要素が必要なんです。

「説明しなくても一発でわかる。しかも二秒で」。これが我々の業界の掟ですから。

二秒という数字は、要するに一目惚れみたいな感覚。「あの娘、好きっ!」というのに近いですね。

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
2008.04.29:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]