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もうできない、と思ってからが勝負!

会社を始めたときは二人だから何とかなると思っていたんです。
ところが、お金を借り、人を雇い始めたころから、ひしひしと怖さを感じるよう
になりました。
悩んで眠れないというより、ただただ眠れない。体も頭も疲れているのに眠れな
いんです。

そういった苦しい経験は通過儀礼で、それを乗り越えることで次のステージに進
めるのだと思います。
「もうできないと思ってからが勝負だ」と自分で確信を持てるようになるまでには、
やはり、限界に挑戦してきた経験値が必要なのではないでしょうか。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.13:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

社員の生活を背負うということ

プレッシャーはもちろんあります。
理屈ではなく、気持ちの重圧としてのしかっかってきますね。
でも、それと闘っていかねばならない。自分が選んだ道ですから。
乗り越えなければいけない壁だという気持ちです。

何かトラブルが起きた時に、まず思うのは「諦めるわけにはいかない」ということ。
どう対処すればいいかということをいつも考えます。
優先順位や方向性を私が示すことで、動いてくれる人がいるわけですから、
できる限り平常心で、しかもなるべく素早く判断を下さなければなりません。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.12:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

経営判断で心がけていること

いつも心がけているのは、判断をするときには平常心を保ち、冷静でいるという
こと。
感情がささくれだったり、気持ちがブレたりしたときは、必ずといっていいほ
ど、あとでやり直さなければならなくなっています。

私はトップとして、部下に対しては常に正しい方向を示す羅針盤でいたいと思う
んです。
そのためには平常心を保つこと、冷静でいることが大切。
そこさえキープできれば、それほど間違った判断をすることはないだろうと思っ
ています。

平常心を保つために大切にしているのは、バランスをとること。
人間としてのバランス感覚みたいなものを常に保つようにしています。
仕事で頭を使うことが多いので、筋力トレーニングで頭と気持ちのバランスを保
つとか、
いわゆる「心技体」のバランスをとることが、高いレベルで平常心を維持しつづ
けられる道かなと思っています。

筋トレでも、何か別の趣味でも、集中すると頭の中が真っ白になるんですよ。
ある種、自分の能力や体力の臨界点を超えるようなものにチャレンジすること
で、真っ白な状態をつくると、
リセットされてすっきりするような感覚がありますね。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)

聖書に「汝の敵を愛せよ」という言葉があります。
これは、「戦いにおいて、敵を愛するくらい冷静になれ」という意味だそうで、
冷静でないと的確な判断ができないからだそうです。
それに、秋山さんのバランスの取り方が参考になります。「心技体」とはよく
いったものですね。
西洋にしても、日本にしても先人の知恵には学ぶべきことが多いです。


2008.05.11:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

ベンチャー企業成功の秘訣

秘策があるわけではありません。
何か理由があるとすれば、私たちには夢も目標もあって、「これをやりたい」と
いう気持ちの強さでは絶対に負けないということでしょう。

その気持ちの強さが表れるのが、製品づくりです。
具体的には、製品の開発スピードや、お客様への対応の仕方、あるいは難しいこ
とにあえて挑戦する精神であったり、そんな「思いの強さ」かもしれません。

私たちは、シーズ(=種。自社所有の技術やアイデア)があって開発・製品化し
た会社ではありません。
自分たちの生き方の選択肢として起業という生き方を選んだ。
そして、会社を経営する上での目標や技術者としての夢といったものをベース
に、自分たちに何ができるのかを考えることからスタートしているんです。

「これからの世の中には、こういうことが求められるに違いないから、それを実
現するためにこんあ技術を使い、こんな製品をつくろう」というマーケット寄り
の発想なんです。

そんな目標を諦めなければ、会社はずっと続いていくと思うんですよ。
300年は続くような会社にしたい。
そういう大きな枠組みで考て、自分の軸や価値判断がブレないようにしています。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.11:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

オフィスと工場が同じフロアにある理由

もともとのコンセプトは「フリーアドレス」。
自分の机があると、どうしてもそこに根を下してしまいます。
そこで、個人に固定堰をつくらないフリーアドレスというスタイルを取り入れた
んです。

必要があれば、自分から動いて情報を取りに行くし、いろいろな部署の人と簡単
に話ができます。
その延長が、オフィスの隣に工場があるということなんです。

「部門の壁」ということがいわれますが、あれは物理的な壁より、人の心の中に
壁ができるんですね。
「あの人はどこそこの部の人だから」という意識があるために、自分から声をか
けたり、直接会いに行きづらくなる。
そうでない環境をつくっているということです。

By秋山咲恵

(プロフェッショナル仕事の流儀5より)
2008.05.09:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]