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伝統を守り、伝統を壊す

京都・嵐山に日本を代表する高級料亭がある。
総料理長・徳岡邦夫、今、日本料理の新しい担い手として海外からも注目される。
伝統にとらわれない斬新な料理は、日本料理の“アバンギャルド”と賞賛さる。

徳岡の信条は「伝統を守り、伝統を壊す」
そこには、格式のある「日本料理」「高級料亭」といったこだわりはない。
「どうせやるなら徹底的にやるほうが面白い。何したって一生に一回ですから」

徳岡の料理は、しきたりにとらわれない厨房から生まれる。
調理人の仕事は分業制だが、その和やかな雰囲気は他の料亭と全く違う。
総料理長の徳岡に対し、若手スタッフがごく自然に軽口をたたく。

休憩時間には、いつも笑い声が響く。厳しい上下関係は一切ない。
和やかな空気は、徳岡が意識して作りだそうとしてきたもの。
「楽しい職場の方が、力を発揮できる」と徳岡は考える。

(プロフェッショナル仕事の流儀7 File No.21より)
2008.07.02:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

失敗を検証し、学ぶ

将棋というのは、徹頭徹尾、失敗を検証し、そこから学ぶ競技だそうである。
プロへの登竜門である奨励会では、対局よりも長い時間をかけて指し手を研究す
るという。

私たちは、失敗してしまった場合、ついついそれを忘れたいために、「水に流
し」てしまう。
失敗から学ぶためには、自分のやったことに対し、逃げずに正面から向き合わな
くてはならない。
そうでないと、同じ失敗はまた繰り返される。

By茂木健一郎+α

(プロフェッショナル仕事の流儀7 File No.20より)
2008.07.01:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

羽生善治のプロフェッショナルとは

揺るぎのない人ではないかとおもいます。
プロとして求められているものがあると思うので、その信念と誇りを持っている人。
プロの格や誇りは揺らいではいけないし、変わってはならないものだと思います。

(プロフェッショナル仕事の流儀7 File No.20より)
2008.06.30:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

長く続けるために必要なこと

長く続けるために必要なのは、やはり何かを発見する楽しさだと思います。
「面白いなあ」とか「楽しいなあ」という感情は、受け身の気持ちからは生まれないと思うので、
自発的であることがすごく大事でしょう。

個人的に大切にしているのは「揺らがないこと」ですね。
すこしづつ変化はしていくが、核となっている部分は揺らがないということ。

核とは、いわば自分自身。そこが周りに影響されないこと。
そして、変化を恐れずに進歩していくということでしょうか。

By羽生善治

(プロフェッショナル仕事の流儀7 File No.20より)
2008.06.29:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

才能とは努力を継続できる力

将棋は、やったことがすぐに結果に結びつくわけではありません。
どんなに一生懸命研究しても、結果を出すのに二年、三年とかかります。

また、昔学んだことは本当に役に立たないんです。
どんなに過去の実績がある人でも、今努力しなければ、すぐに置いていかれます。
積み重ねていった、上積みの部分がすごく大事なんです。

By羽生善治

(プロフェッショナル仕事の流儀6 File No.20より)
2008.06.28:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]