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命を託され命を懸ける ~上山博康の仕事~

脳の血管にできる瘤(こぶ)―――脳動脈瘤。
一度破裂すれば脳卒中を引き起こし、患者は命の危険にさらされる。

脳外科手術をすれば破裂を未然に防げるが、手術にはリスクが伴う。
半身不随や言語障害など、重篤な後遺症が残ることもある。

脳神経外科医・上山博康。
脳動脈瘤の手術で全国的にその名を知られる名医だ。

直径3ミリの血管を事もなげに縫い合わせる驚異的な技量。
手がける手術は年間300件を超える。

患者は全国から命を託して上山のもとに集まってくる。
だから、上山も命を懸けて、ゆるぎない信念で患者と向き合う。

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.26より)
2008.09.01:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

ネガティヴをポジティヴなエネルギーに変える

何かを乗り越えた人は、本当に強い。人生は通過儀礼の連続ではないか。
容易には乗り越えられないような障害を乗り越えることで、人生のステップを一
段登ることができる。

脳の感情のメカニズムとしては、ネガティヴな感情とポジティヴな感情は、隣り
合わせである。
明るく前向きな精神のエネルギーも、暗い感情から生まれることがある。

田尻さんがスパルタで生徒を教えていた時の怒りやいらだちといったネガティヴ
な感情を、
にこにこ笑い、生徒のためを思って愛情をもって接するポジティヴな感情へと転
化させたのであろう。

生徒に生徒を教えさせるとは、なんと素晴らしい発明であろう。
他人に教えることは自分自身が学ぶために何より糧になる。
人に教えるという喜びや難しさを体験するということは、英語に限らず普遍的な
命題だと思う。

By茂木健一郎

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
2008.08.31:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

田尻悟郎のプロフェッショナルとは

常にいろいろな場面でベストな判断ができる人だと思います。

失敗を繰り返してきて、消去法で答えを見つけられる力がある人。

だから失敗を恐れずにチャレンジし続ける人。

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
2008.08.30:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

子どもたちに伝えたいこと

僕が一番伝えたいことは、自分で考え、自分で判断し、自分で行動して、
自分で振り返り、自分で進歩するための次の一歩を考える人間になってほしいと
いうことです。

生徒たちにはいつも、「思考して、判断して、行動すること。そこまでできて初
めて、次が出てくる」
「行動すれば必ず結果が出るから、そこで反省して次に生かせば、絶対に進歩す
るだろう」
「このプロセスを常に大事にすれば、絶対にいいことがある」と言っています。

By田尻悟郎

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)
2008.08.29:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

人を育てるために大切なこと

人を育てるためには、やはり自分が高まり続けることだと思います。
高まったから見えることもたくさんありますし、
そもそも、自分が努力を怠っては言葉に重みが出てきません。

そして、一人ひとりをよく知ることでしょう。
それぞれの特徴を知った上で、その子の一番良いところを伸ばしてあげる。
あるいはほめてあげる。そうすることで、もっている能力が芽を出し伸びていく
んです。

また、人を育てるには我慢強さも必要ですね。
短気を出して怒ってしまったら、そこですべて終わってしまいます。

そうならないようにするには、長期的に物事を見ること。
「今はできていないけれど、絶対にできるようになる」と信じることです。

「君のこと本当に大事に思っているよ」、「君には、こういういいところがあるよ」
と自信を持たせつつ、「その代り、つらいことも乗り越えなさい」とメッセージ
を送る。
この両方を言い続けることが、大切ではないでしょうか。

By田尻悟郎

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.25より)

2008.08.28:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]