患者さんからの手紙やメールはすべて読んで、必ず返事を出しています。
みんな、人生がかかっているので、困り果てていることが文面から伝わってくる
んです。
よそではできない手術をしてあげられたら、「やった!」という感覚が得られる
でしょう。それがあるからやっているんです。
手紙や外来を含めて患者さんと接すること、患者さんの人生に触れることが、
自分のモチベーションを高める一番のエネルギーになっています。
患者さんが元気になって、「どうもありがとうございました」と退院していくとき、
あの瞬間は、外科医にとっての凱旋なんです。
あの喜びを、若い先生たちに一刻も早く味わってほしいんです。
By上山博康
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.26より)
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才能と努力はどちらが重要か
人並みの手の動きと人並みの努力で、方向性さえ間違わなければ、
僕程度の医者には誰でもなれると思います。
優れた外科医を、よく「神の手」を持つと表現しますね、。
でも僕は、「匠の手」「職人の手」を持ちたいんです。
「神の手」は、神の子しか受け継ぐことができません。
けれど職人なら、自分の技術を弟子に伝承できます。
それに、僕らが手術を安定的にやれるのは、麻酔科や放射線科の医師や技師、
そして看護師など、たくさんの人々のサポートがあるからなんです。
スーパースターが一人いても、手術はできません。
だから、いい仲間は、仕事においても人生においても大切です。
By上山博康
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File NO.26より)
僕程度の医者には誰でもなれると思います。
優れた外科医を、よく「神の手」を持つと表現しますね、。
でも僕は、「匠の手」「職人の手」を持ちたいんです。
「神の手」は、神の子しか受け継ぐことができません。
けれど職人なら、自分の技術を弟子に伝承できます。
それに、僕らが手術を安定的にやれるのは、麻酔科や放射線科の医師や技師、
そして看護師など、たくさんの人々のサポートがあるからなんです。
スーパースターが一人いても、手術はできません。
だから、いい仲間は、仕事においても人生においても大切です。
By上山博康
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File NO.26より)
