葛藤はありますが、広告も芸術作品も、撮っているのは自分だということ。
「自分はこう思う。だからこうしたほうがいい」と言えるものがあることが大切
です。
広告の場合でも、納得できないものは撮りません。
それは撮る人間の信念なので、それでなければ自分がいる意味がありませんから。
ほとんどの広告は、企画が来た段階で、80点レベルにまで完成されたものです。
僕の仕事は、そこから残りの20点で、見る人に何かを感じさせるものにするこ
とです。
By上田義彦
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.27より)
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一瞬は永遠に残る
宮沢りえと本木雅弘が、江戸時代の夫婦に扮し、京都の伝統的なイメージを表現
した緑茶飲料の広告。
未来的な白をバックに、着物姿の吉永小百合が液晶テレビに向き合うポスター。
あふれる広告の中でも、ひときわ強い印象を残すこれらの写真は、写真家・上田
義彦の作品だ。
その写真は「上田調」と呼ばれる独特の淡い色彩に彩られ、被写体の存在感が見
る者の胸に迫ってくる。
なぜ、上田の手がけるものは人々の心に残るのか。
「わかりやすい、世の中に徘徊している広告とは違う。微妙で優しくて、頑固で
強い」
そこには、心を射抜くようにシャッターを押す「サムライ」がいる。
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.27より)
した緑茶飲料の広告。
未来的な白をバックに、着物姿の吉永小百合が液晶テレビに向き合うポスター。
あふれる広告の中でも、ひときわ強い印象を残すこれらの写真は、写真家・上田
義彦の作品だ。
その写真は「上田調」と呼ばれる独特の淡い色彩に彩られ、被写体の存在感が見
る者の胸に迫ってくる。
なぜ、上田の手がけるものは人々の心に残るのか。
「わかりやすい、世の中に徘徊している広告とは違う。微妙で優しくて、頑固で
強い」
そこには、心を射抜くようにシャッターを押す「サムライ」がいる。
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.27より)
