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編集者の力

村上龍さんは、「13歳のハローワーク」の「編集者」の項で、
「企画力や文章力のほかに特別な神経が必要である」と書いています。

本当にそういったものがあるのだとしたら、
離れていても相手の思いみたいなものを感じる力であったり、
自らの念を発したりする力なのかもしれません。

By石原正康

(プロフェッショナル仕事の流儀10 File No.28より)

2008.09.26:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

全身全霊でほめる

作家にとって作品は子供、編集者は作品を世に出す助産婦。
作品の誕生を助けるために、石原が全力を注ぐ仕事がある。
原稿の最初の読者として作家に感想を伝えることだ。

感想の伝え方次第で作品に輝きや深みが増したり、またその逆もありうる。
石原は本当にいいと思った点を、言葉を尽くしてほめる。
心にもないことは決して言わない。

ネガティブな指摘をすることはない。
作家自身が、ほめられた点を考え伸ばしてくれことが大切。
ほめるときは全身全霊を傾けてほめる。

(プロフェッショナル仕事の流儀10 File No.28より)
2008.09.25:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

ベストセラーを連発する名物編集者

ベストセラーを連発する編集者・石原正康。
村上龍「13歳のハローワーク」。天童荒太「永遠の仔」、五木寛之「大河の一滴」・・・。
これまで手がけた本は100冊余り。5万部でヒットといわれる書籍の世界で、平均10万冊の驚異的な売れ行きを誇る。

山田詠美、渡辺淳一、よしもとばなな、宮本輝・・・。一流の人気作家が原稿を預ける、業界では広く知られた名物編集者だ。
並みいる作家から絶大なる信頼を得て、石原はベストセラーを生み続ける。

(プロフェッショナル仕事の流儀10 File No.28より)
2008.09.24:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

上田義彦のプロフェッショナルとは

自分のできることを最大限に、一生懸命にやる人のことだと思います。
自分に与えられた条件の中で、最大限に自分を泳がせて結果を出す。

与えられた制限がある中で、わがままといわれる直前まで、
自分が自由に発想できる場をつくらないといけないと思うんです。

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.27より)
2008.09.23:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

写真は何を写すのか

写真には命が映っているのだと思います。
モデルとなった人はどんどん変わっていって、もしかしたら今はもう生きていな
いかもしれません。
けれども、写真の中に生きつづけている。

僕はそういう風に写真を使いたい。
今の時代を生きる人が、うごめきながら命を燃やしている瞬間を、映像に残した
いのです。

By上田義彦

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.27より)
2008.09.22:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]