ユニセフ(国連児童基金)職員 杢尾雪絵(もくお ゆきえ)。
子どもたちの命や健康を守るために活動する国連機関のタジキスタン事務所代表である。
タジキスタンは旧ソビエト連邦から独立後、内戦が続き、国土は荒廃した。
崩壊した医療制度、改善しない衛生状況。
多くの子どもが、十分な医療を受けられず、13人に1人が5歳まで生きられない。
感染症などで命を落とす子どもは、年間2万人に及ぶ。
発展途上国のこの国では。国家予算は主に経済政策や治安維持に割かれる。
子どもの健康に対する意識は高くない。
その国の制度を変えないと何も変わらない。しかし、「子どもは、待ってくれない」
掲げる理想と現実のギャップに、神経をすり減らす日々が続く。
その中で、よりどころにしてきた言葉がある。
「いつも心に青空を」
もう本当に絶望的になって、もうダメだと思っても、投げやりになったりしない!
(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
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末續選手との出会い
「やっと会えた」、そんな感じでしたね。
運命というか、陸上競技で生きていくためのターニングポイントだった気がします。
末續選手は、暴れ馬のようで、すごい力はあるのですが、力が分散して決して速くはなかった。
ただ、そのエネルギーを一つの方向にむけることができれば早くなりそうな気がしました。
彼は、初めから自分の意見を言う選手でした。
「高野+末續」ではなく、「高野×末續」で、何倍ものパフォーマンスが出せるようになった。
人間に影響を与えられるのは、人間しかいない。
とりわけ、同じ志を持った同士が通じ合う時、新しい世界が見えてくることがわかるんです。
By高野進
(プロフェッショナル仕事の流儀11 File No.33より)
運命というか、陸上競技で生きていくためのターニングポイントだった気がします。
末續選手は、暴れ馬のようで、すごい力はあるのですが、力が分散して決して速くはなかった。
ただ、そのエネルギーを一つの方向にむけることができれば早くなりそうな気がしました。
彼は、初めから自分の意見を言う選手でした。
「高野+末續」ではなく、「高野×末續」で、何倍ものパフォーマンスが出せるようになった。
人間に影響を与えられるのは、人間しかいない。
とりわけ、同じ志を持った同士が通じ合う時、新しい世界が見えてくることがわかるんです。
By高野進
(プロフェッショナル仕事の流儀11 File No.33より)
