動物は、種類によって病気の出方が違います。
それを踏まえた上で、それぞれの個体の癖や年齢も考慮して対処していきます。
もともと野生の動物なので、具合が悪くてもなかなか表面に出さないのです。
野生の中では、自分が弱っていることを知られると、攻撃されたり、食べられてしまう。
だから、本当に具合が悪くなるまで、自分の身を守るために症状を隠すわけです。
体調の異変に気づいた時には、もう治せないということが多いんです。
大切なのは、食欲・行動・排便の様子を日頃からよく観察すること。
長年見ていると、パッと見て「普段とどこかが違う」と直感的に気づくことがあるんです。
By勝俣悦子
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.36より)
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動物に声をかけるのはなぜか
まずは自分を落ち着かせるため。
そして、動物たちを少しでも安心させてあげたいということです。
それに、処置は一人ではできませんから、チーム全員で心を一つにしておかないと、
動物が急に暴れたりして、事故につながることがあるのです。
治療といっても、動物は苦しいことをされるのが嫌なわけですから、懸命に逃げようとします。
チームの中に真剣に立ち向かっていない人が一人でもいると、それが原因となって逃げられてしまうんです。
「こうすれば、人間から逃げられる」と、動物が覚えてしまうと、人間に危険が及んでしまう。
だから、決めるときは何事もパシッと一回で決めることがコツです。
By勝俣悦子
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.36より)
そして、動物たちを少しでも安心させてあげたいということです。
それに、処置は一人ではできませんから、チーム全員で心を一つにしておかないと、
動物が急に暴れたりして、事故につながることがあるのです。
治療といっても、動物は苦しいことをされるのが嫌なわけですから、懸命に逃げようとします。
チームの中に真剣に立ち向かっていない人が一人でもいると、それが原因となって逃げられてしまうんです。
「こうすれば、人間から逃げられる」と、動物が覚えてしまうと、人間に危険が及んでしまう。
だから、決めるときは何事もパシッと一回で決めることがコツです。
By勝俣悦子
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.36より)
海獣医師のパイオニア・勝俣悦子の仕事の流儀
体調6.5メートル、体重4トン。海の王者シャチが宙に舞う。
千葉の水族館・鴨川シーワールドの最大の売り物はシャチのパフォーマンスだ。
日本唯一のシャチの親子を目当てに、年間90万人が訪れる。
他にも、イルカやセイウチなど、飼育する海のほ乳類「海獣」は19種類。
世界でも例をみない豊富さだ。
その舞台裏を走り回る一人の女性がいる。
海獣医師、勝俣悦子。
治療だけでなく、出産や繁殖の研究など、その仕事は海外からも注目を集める。
イルカの人工授精に日本で初めて成功した、この世界のパイオニアの一人だ。
病に侵された海獣はあっという間に症状を悪化させ、死に至ることが少なくない。
覚悟を持って攻める。それが治療に当たる海獣医師・勝俣悦子の流儀だ。
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.36より)
千葉の水族館・鴨川シーワールドの最大の売り物はシャチのパフォーマンスだ。
日本唯一のシャチの親子を目当てに、年間90万人が訪れる。
他にも、イルカやセイウチなど、飼育する海のほ乳類「海獣」は19種類。
世界でも例をみない豊富さだ。
その舞台裏を走り回る一人の女性がいる。
海獣医師、勝俣悦子。
治療だけでなく、出産や繁殖の研究など、その仕事は海外からも注目を集める。
イルカの人工授精に日本で初めて成功した、この世界のパイオニアの一人だ。
病に侵された海獣はあっという間に症状を悪化させ、死に至ることが少なくない。
覚悟を持って攻める。それが治療に当たる海獣医師・勝俣悦子の流儀だ。
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.36より)
これから成し遂げたいことは何か
この栽培方法を、生産者と科学者が力を合わせて確立し、しっかりとした技術体系をつくっていきたい。
台風が年々大きくなっているのも海の汚染が原因ではないかと考えています。
まず、川をきれいにすれば、魚や蛙や虫たちが戻ってくる。
すると、やがて海もきれいになり、台風被害も抑えられるかもしれない。
そんな夢が実現する頃には、きっと人間の心も、ずっと穏やかになっているのではないでしょうか。
自然環境が農業を変えるということは、農業が環境を変えることも不可能ではないと考えています。
それに、食べ物は、心に与える影響もすごく大きい。
だから、生産者は、「命をつなぐ糧をつくっているんだ」という誇りを持つべきです。
By木村秋則
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.35より)
台風が年々大きくなっているのも海の汚染が原因ではないかと考えています。
まず、川をきれいにすれば、魚や蛙や虫たちが戻ってくる。
すると、やがて海もきれいになり、台風被害も抑えられるかもしれない。
そんな夢が実現する頃には、きっと人間の心も、ずっと穏やかになっているのではないでしょうか。
自然環境が農業を変えるということは、農業が環境を変えることも不可能ではないと考えています。
それに、食べ物は、心に与える影響もすごく大きい。
だから、生産者は、「命をつなぐ糧をつくっているんだ」という誇りを持つべきです。
By木村秋則
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.35より)
