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何を大切に生きていくか

人生には、自分ではどうにもならない運命的な部分と、自分自身の意志とか努力による部分の両方あるが、前者を代表するのが血のつながりである。

いまのわれわれにとっての、あるいはこれからの家族にとっての問題というのは、そのどちらを大事にしていくのか、あるいは、両方を大事にしながら、どのように折り合いをつけていくかが重要になってくる。

(父親の力、母親の力「講談社+α新書」より)
2009.04.20:反田快舟:コメント(0):[自分を見つめる]

家族のつながりとはなにか

血のつながりの存在や、同じイエに属しているということが家族の証であるといえないようになってきた。離婚や再婚などによって血のつながらない親子関係も増加している。

血のつながりがなくても、そして同居していなくても信頼関係でつながっている家族もいる。一方、信頼関係が全くないのに、経済的な理由や社会的な必要性にしばられて家族という形を維持している場合も多い。

昔は、血縁関係のある者の集まりとしての家族が、一つの国のような存在だった。
家族の繁栄と自分の繁栄というものが、ほとんど直結していた。
ところが、時代の変遷とともに、従来は家族がやっていたことが、次第に家族から離れていくようになった。

例えば、昔は歳をとって動けなくなったときに、家族が面倒を見てくれなかったら死ぬしかなかった。しかし、今ではそういうことは国がやってくれるようになってきたし、お金によって請け負う業者もでてきた。

人間は、自分の理性、判断、あるいは意志とか努力などによって、相当なことができるようになってきた。それとともに家族の役割も希薄になってきたといえる。

(父親の力、母親の力「講談社+α新書」より)
2009.04.19:反田快舟:コメント(0):[自分を見つめる]

隈研吾のプロフェッショナルとは

同じことを繰り返さない人だと思います。
人と人、人とモノとの一期一会の価値のある出会いをちゃんと形にできる人。
それでいて、同じことを繰り返さない人がプロじゃないでしょうか。

(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.45より)
2009.04.17:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

建築の影響力とは

建築には、ものすごい影響力があります。
周りの景観に影響を与えるだけでなく、そこで行われる経済活動にも大きな影響力があります。

企業の社屋であれば、そこでの仕事のやり方などを違ったものにするだけの力があると思います。
建物が仕事を変えるし、人間を変える。

決してうわべのものでなく、そこにこそ本質があるはずです。
本当に力のある建築ならば、そこを使ったり、そこに住んだりする人の人生を演出するメディアでもあります。

By隈研吾

(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.45より)
2009.04.16:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

これからの建築はどこに向かうのか

カギとなるのは、「バーチャル」と「リアル」という点です。
バーチャルに関しては、ある極限まで行き着いたと思います。

ここで、逆にリアルの方にいくと思います。リアルで制約のあるものをどのようにクリエイティビティにつなげていくか、という方向に進む気がします。

By隈研吾

(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.45より)
2009.04.15:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]