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家庭に「経営」に視点を、社長は父親、事務局は母親

民間から公立小学校の校長となり、現在、立命館大学教授の蔭山英男さんが、週間ダイアモンドに「大人の蔭山メソッド」というタイトルで連載を始められました。11月11日号に下記の題で次のようなコメントを寄せている。
抜粋してみます。

家庭に「経営」に視点を、社長は父親、事務局は母親

会社を経営する、家庭を経営する、社会をマネジメントする・・・。これらは全く同じなのではないだろうか。(中略)
仕事や会社の5年後のビジョンを描くことについてはその重要性は熟知しているはずのビジネスマンが、なぜ家庭は「一寸先は闇」のまま放置してしまうのか。答えは簡単。家庭を「経営的」な視点から眺めたことがないからだ。(中略)
 家庭経営において一番大切なことは、なんとしてもお父さんが社長に就任することである。そして、基本的なその家庭のアイデンティティづくりと、いざというときの決断だけは、必ずお父さんにやっていただきたい。家庭内の細かいことを仕切る事務局長はお母さんに任せるとしても、リーダーはやはりお父さんでなくてはならない。(以下略)

 お父さんのいない家庭は一人二役?どうするのと、いいたいが・・・。それは置くとして、一つの見識ではあると思う。

私は、以前いた会社のトップから、経営幹部は「昔のよき時代の母親」に学べと教えられた。

<よき母親>  <経営幹部>
貞 節       忠誠心
やりくり上手   業績を上げる
主人の代理   トップの補佐
子育て       部下育成
明るい家庭   組織活性化

母は偉い! 今更、父ちゃんが強くなれるかどうか・・・。
2006.11.04:反田快舟:コメント(0):[自分を見つめる]

「今、ここの自分」

電車内で携帯電話を使う人は、それが他人に対して不快感を与えていることに全く気づいていない。他人を不愉快にしてまで一分一秒を節約しようとする人が、どれほど時間を本当に大切にしているか大いに疑問である。

また、会議の途中、携帯電話の呼び出しで室外に出て行く人がいる。中には講義中にかかってくる携帯電話に出る大学教授もいるという。これは、生きていく基本姿勢として、少しでも早く外から来る情報をキャッチしないと損をすると思い込んでいる。「今、ここの自分」に満足できず、何か少しでも新しいことを早くキャッチしなければ、と思い落ち着きがないのである。

常に外とのつながりを求めつつ自己中心的である姿は、自己に深く沈潜することによって他とのつながりを見出していく態度とは全くの対極をなしている。現代人の人間関係の希薄さ、まずさは、その根本として、自分の内面とのつながりが切れていることにある。それを外とのつながりによって補償しようとするのである。

このような姿は、根が切れた木が、互いに枝を絡み合わせて、やっと立っているのに似ている。辛うじて倒れずにいるが、やがては枯れてしまうことだろう。この空しい枝の絡み合いを、ネットワークなどと呼んでいるのである。

(「縦糸横糸」より)
2006.11.04:反田快舟:コメント(0):[自分を見つめる]

十和田湖温泉からのお知らせ

  • 十和田湖温泉からのお知らせ
皆さん、「カメムシ」の取り方を知っていますか?えっ、カメムシを知らない?そんな方は、残念ながら今回の懸賞に応募できません。
早速まいります。カメムシの取り方のポイントを三点にまとめてお答えください。全問正解の方には、十和田名産の馬刺しをプレゼントします。



〈正解〉
1.奴等を発見次第、ガムテープを用意すること。
2.ガムテープを10㎝程度の長さで切り、目標に対して静かに近づきましょう。
3.ここからがポイント!
ガムテープの中央部にカメムシをくっつけたら、すかさず二ツ折りにその周辺を密閉してください。これでアノいやな臭いも大丈夫。

いかがでしたか、全問正解の方は、解答を官製はがきに書いて十和田湖のカメムシのネグラまでお送りください。

十和田湖温泉、湯治の宿「おいらせ」からのお知らせでした。
2006.11.01:反田快舟:コメント(0):[プライベート]

「信頼関係」

しっかりとした倫理観を身につける教育が大切だと考える人は多い。
しかし、そのような倫理の教育やしつけを行うときに決して忘れてはならないがある。それは、そのような教育がどのような人間関係をベースにしてなされるか、ということである。

大人と子どもの関係が薄いとき、あるいは子どもが大人に不信感をもっているようなときに、いくら大人がやかましく言っても、それは言葉の上滑りに終わってしまう。子どもは大人の「言うこと」ではなく「すること」を真似るのだ。

(「縦糸横糸」より)

2006.10.31:反田快舟:コメント(0):[自分を見つめる]

「低温発酵する若者たち」

現代の若者は学生運動のようなイデオロギーに頼って一本筋に集団で行動するようなことはしないが、心ある若者は、各人がじっくりと人生の課題に取り組んでいる。これは、高熱で燃え上がるのではなく、「低温発酵している」ように思える。我々も若者や子どもをどうするか、と考える場合も低温発酵で頑張っていかなくてはいけないのではないか。大人が急にエネルギーを結集して、押さえつけようとしても効果は上がらないだろう。一挙に「よい改革」があると張り切るのではなく、むしろ、職種や年齢の違う人などが、もっと実情を明らかにし、それを踏まえて考えるべきではなかろうか。マスコミも、暗いニュースや事件ばかりを取り上げるのではなく、自分の足で相当歩き、「低温発酵」で、しっかり生きている若者の記事を書いてこそ本当の記者と言えるのではないか。結局それは日本の未来をどう考えるかにつながってくるのだから、志を同じくする人がチームを組んで協力し合う体制もできると思う。

(「縦糸横糸」より)
2006.10.30:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]