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古澤明のプロフェッショナルとは

どんな状況も楽しめるのがプロフェッショナルだと思います。

ある道に進んだということは、最初に何か「これがいい」と思ったことがあると思うのです。
もしも嫌々やっていたり、他人から言われて選んだのなら、それはやめればいい。
自分で選んだのなら好きになるしかないし、最初に選んだ時点で好きだったか憧れていたと思うんです。

あとは、絶好球を待てるというのもたぶんプロフェッショナルなのでしょう。
試合の状況を常に楽しんでいて、いい球を確実にとらえてホームランを打てる。
それには、「いい球を待てる」ということが大切だと思います。

(プロフェッショナル仕事の流儀2より)

十人のプロフェッショナルに聞けば十色のプロフェッショナル論がある。
それぞれに味わい深いものだ。
自分に最も合ったプロフェッショナルに近づけるよう精進したい。
2008.03.09:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

ふり出しに戻る勇気

年が明けた一月。古澤は実験を一から洗い直すという決断に出た。
これまで積み上げてきた成果をいったん捨て、実験装置ややり方そのものを最初から見直すという。

「いいところまで来ているが、最終的な山に上るには難しいという判断です」
「戻るというより進歩なんですよ。これは」
リスクはある。しかし、攻めなければホームランは出ない。

全てを振り出しに戻して、チームは気の遠くなるような検証を始めた。
ある日のことだった。一つの計測機からかすかなノイズが検出された。
ノイズを取り除くフィルターをつけて計測してみた。
「あっ、!」「やった!!」「いったいったいった!!!」

これまででなかった特殊な光が検出され、大きな壁は越えた。
人類の未来を切り開く旅はこれからも続く。

(プロフェッショナル仕事の流儀2より)

常に限界に挑戦し続けている人達がいる。
自分は本当に挑戦しているのか。
2008.03.08:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

わからないから面白い

僕にとって量子光学が面白いのは、わからないからです。
最終的なターゲットが見えてしまったら、そこで興味を失うような気がします。

研究と開発は大きく違います。
開発というのは、ある目標を設定したら、そこに向かって最短パスを考えます。
研究というのは、非常に曖昧で大雑把な目標みたいなものがあって、
それに向かって研究者の個性に任せて自由に進んでいくものだと思います。

研究は、最終的に何に役立つかは、やってみなければわからないのです。
思わぬ展開で斬新なアイデアが出たりしますから、
だから、わからない方が面白いのです。

By古澤明

(プロフェッショナル仕事の流儀2より)

2008.03.07:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

中小企業経営の同志

今日は、いつもと違った趣旨でひとりごとです。

今日、明日と江陽グランドホテルで「中小企業家同友会の全国研究集会」開催中です。

中小企業家同友会は、「中小企業が雇用を守り、社員と共育することで地域活性化に貢献する」活動をしております。

今年は第38回、宮城県中小企業家同友会が設営担当で、私は受付係でした。

その中で、全国の多くの同志に面識をいただき感謝感謝です!





2008.03.07:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

監督に求められる力

たぶん何かを成し遂げるために大切なのは、“それのみ”の力ではなく総合力が必要です。
例えばある大きな実験をやり遂げるには、まずお金を集める必要があるし、
そのためのプレゼンテーション能力から始まって、もちろん実験もできなければならないし、
人が慕ってくるという全人格的なものが重要だと思います。

研究の運営はチームの監督と一緒なので、言うことを聞いてもらうには、
それなりに尊敬されていなきゃいけない。
ある意味ではスポーツのチームワークのようなものがうまく発揮できる必要がありますね。

By古澤明

(プロフェッショナル仕事の流儀2より)
2008.03.04:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]