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進藤奈那子のプロフェッショナルとは

私にとってプロフェッショナルとは、「ミッション・コンプリーテッド=任務完遂」ですね。
そのために求められるのは、卓越した技ももちろんですが、やっぱり情熱じゃないですか。

プロフェッショナルは技と情熱。
漠然と仕事をこなしてはいけない。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)


漠然と仕事をこなしてはいけない!
2008.03.14:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

何のために働いているのか

何のために働いているのか、あらためて考えてみると、「命」ですね。
自分の胸の中にある何かが、「行け!」「走れ!」っていうんですよ。

恐らくそれは、いろいろな人たちが私に注いでくれた愛情が詰まったものではないかと思うんです。
弟が死んで私が残った意味や、そもそも人として生まれて来たことにも何か意味があるはずです。
だから、生まれて来た以上は周りの人を幸せにできるような人間になれたら素晴らしいことでしょう。
By進藤菜那子


(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

自分が生まれてきた意味を知りえた人は幸せだと思います。
私自身は漠然とは見えているのですが、使命感までには昇華できていません。
本物にするために後、何が必要なのか、まだつかめていないのです。
2008.03.13:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

働く女性に伝えたいこと

家庭と仕事の両立に悩んでいる女性は多いと思います。
私もずっと男性と同じように働いて来て、
「子どもができたら、仕事を辞めなければいけないの?」と疑問に思っていた時期もありました。

特に、若い時は欲張りなもので、仕事もしたいし結婚もしたい、子どもも生んでみたい。
それを全部やっていいと思うんですよ。どれも特別なことじゃないので皆がそうすればいい。
ただそれを、一人で頑張るのは無理だから、ネットワークが必要です。

これからは、余裕のある人が皆で子どもを見守ってあげるというふうになっていくといいですね。
子どもたちがいるから未来があるし、社会もまた健全にまわっていくわけです。

これから先、いろいろな形で女性たちが情報交換をし、少しずつでも社会を動かしていく原動力になれば、
働きつづけることはもっと普通になるはずです。
その時には日本もきっと、子どもたちの笑い声が街のそこかしこに響くようになっているのではないでしょうか。

By進藤奈那子

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

子どもは社会が育てるという。
子育てが楽な社会が健全な社会なんですね。
2008.03.12:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

人間同士の共鳴

感染症は、その病気を正しく知ってもらうことがすごく大事です。
病原菌は見えないし、知らないからなおさら怖い。

情報の伝達で気をつけなければいけないのは、その国の知識や習慣、宗教などに合わせて情報をカスタマイズすること。
相互のコミュニケーションの中で最善の方法を見つけていくわけです。

ただ、人間同士はそういった文化や習慣の違いを超えて通じ合えるものもある。
様々な壁を越えてメッセージが伝わった時の感触は、何ものにも代えがたいですね。
まるで音叉が共鳴するように、響き合う音が聞こえるような感覚を覚えます。
By進藤菜那子

(プロフェッショナル仕事の流儀2より)
2008.03.11:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

人類を危機から救う闘いと家族との時間

WHOメディカルオフィサー、進藤菜那子。
鳥インフルエンザなどの感染爆発を食い止めるために世界中を飛び回っている。

新型肺炎SARS、ラッサ熱。そして鳥インフルエンザなど、これらの集団発生を早い段階で見つけ、封じ込めるのが進藤たちの仕事だ。

WHOは、近い将来、鳥インフルエンザウィルスが変異し、人から人へ感染する可能性を指摘した。
最悪の場合、全世界で死者七百万人。これが感染爆発=パンデミックである。

女手一つで二人の子どもを育てている進藤。自宅では一人の母親にもどる。
朝、八時十五分。子どもたちを学校に送り出すと、メディカルオフィサーとしての一日が始まる。

慌ただしい朝の中、進藤が大切にしていることがある。
それは自分を切り替える時間をもつこと。
WHO本部へと続く五十メールほどの並木道を歩きながら、自分のチャンネルを切り替える。
「さあ仕事行くぞ!」。


(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.03.10:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]