打ち合わせを雑談から始めるわけ

最初から「では、どんな家にしましょうか」と打ち合わせに入っても、
チェックリストを消化していくようで自分の想像力が入る部分がなくなってしまいます。

僕は、その人たちの暮らしを考えたいと思っているし、
その人たちにとってよい住宅とは何かを提案したいと思っているから、
そこをいろいろな言葉でブロックされたくないんですよ。
自分が想像できる余地を残していてほしい。

お客様もまた、「居間は少なくとも20畳にしてください」と決めてしまったら、
15畳や10畳でいい部屋ができる可能性を捨ててしまうことになる。

いっしょに食事をすることもあります。
和食が好きか洋食が好きかでも、テーブルの高さが違ってきますし、
着ている服や、履いている靴からわかることもあるわけです。

(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
2008.04.12:反田快舟:[仕事の流儀]

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