育てることの本当の目的

英語が好きになるきっかけをつかんでからは、「やらされている」から「やる」に変わった。
もっと知りたくなったみたいで、一気に質問が増えました。これが一番大きい。
あと「今日は自習」とか言って、自分で勝手に勉強をやりだしたこと。
そうなるともう先生は要らない。だから、教えることの究極の目的は、自分が要らなくなること。

育てるというのは本来、自分がいなくてもやっていけるようにすることだと思うんです。
もっと言うと、自分を越えていくわけですね。それは僕の持っている知識を得るだけではダメということなんです。
だから、越えられた時はうれしいですね。
人が成功するとつい妬んでしまうんですが、相手が生徒のときは妬まないですね「すごいぞ」と心から言える。
教師になってよかったと思うのはそこですね。
By竹岡広信

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.04.06:反田快舟:[仕事の流儀]

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