人はキッカケで伸びる

どんな子でもきっかけさえあれば伸びると思います。でも、きっかけを与えることが難しいんです。
だから、手を替え品を替え、単語から攻めたり、文から攻めたり、歌から攻めたりします。
子どもたちの好奇心をばかにしてはいけない。本当に好きになれば自らやっていくようになるんです。
例えば、センター試験の200点満点で60点しか取れなかった子が、180点台に伸びた子もいました。
それは僕が教えたからじゃなくて、その子が自分で走ったからです。

逆に、ある程度強制を続けて、単語を100個づつ覚えさせれば、教えた側はやった気になりますよね。
でも、これは長期的に見たら覚えたはずの単語の意味が混乱してくるんです。
それで、結果的に嫌いになる子も多く出てくる。
ただ、きっかけを与え続けて、それに乗ってくるのを待つのはすごく辛抱がいるんです。
ついつい、僕らは焦りますから。

(プロフェッショナル仕事の流儀より)


2008.04.04:反田快舟:[仕事の流儀]

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