科学的教授法

竹岡さんの授業は、英単語を映像やイメージで覚える方法だ。
これは脳科学でいうクオリア(質感)の問題である。
一つ一つの言葉にはクオリアがある。

例えば「山」という単語はどんなイメージですかといったら、まず浮かぶのは富士山などの「山」ですよね。
でも、「ご飯山盛り」の山や、「試験のヤマが当たる」のヤマは意味が違う。
「やまかけそば」に至っては、「とろろ」ですよね。
でも、ぼくらはそれをいちいち一、二、三と分けて考えていない。たぶん、山は「山」なんですよ。

つまり、単語の持ついろいろな意味を考えるときに、その場面場面で意味が決まる。
一つの単語に意味がいっぱいあるのではなく、すべては場面で決まるのだと気づいた。
ただ、その中に共通のイメージがある。山なら山の大きなイメージが。
それを英語で教えているのです。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

2008.04.03:反田快舟:[仕事の流儀]

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