独立後、初めて仕事が来たとき

独立して、最初に仕事が来たときは、「これで生きていける」という嬉しさでしたね。
独立直後は、本当に悲惨な状態でした。
事務所には電気も水道もない。トイレもなければ屋根もない。

夜は眠れず、暗い中でジーッと考えていましたが、その時間はすごく大事だったと思います。

あの頃仲間が六人いたのですが、その仕事をやっている間は食べさせいける。だから、徹底的に研究しました。

そんな仕事が専門誌の表紙になったときは、本当に嬉しかった。

ただ、それでも不安でした。
壁って動くんですよ。完成から一年経ってから問題が出てくる。
だから嬉しいという気持ちは、その瞬間だけでしたね。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.03.23:反田快舟:[仕事の流儀]

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