人類を危機から救う闘いと家族との時間

WHOメディカルオフィサー、進藤菜那子。
鳥インフルエンザなどの感染爆発を食い止めるために世界中を飛び回っている。

新型肺炎SARS、ラッサ熱。そして鳥インフルエンザなど、これらの集団発生を早い段階で見つけ、封じ込めるのが進藤たちの仕事だ。

WHOは、近い将来、鳥インフルエンザウィルスが変異し、人から人へ感染する可能性を指摘した。
最悪の場合、全世界で死者七百万人。これが感染爆発=パンデミックである。

女手一つで二人の子どもを育てている進藤。自宅では一人の母親にもどる。
朝、八時十五分。子どもたちを学校に送り出すと、メディカルオフィサーとしての一日が始まる。

慌ただしい朝の中、進藤が大切にしていることがある。
それは自分を切り替える時間をもつこと。
WHO本部へと続く五十メールほどの並木道を歩きながら、自分のチャンネルを切り替える。
「さあ仕事行くぞ!」。


(プロフェッショナル仕事の流儀3より)
2008.03.10:反田快舟:[仕事の流儀]

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