わからないから面白い

僕にとって量子光学が面白いのは、わからないからです。
最終的なターゲットが見えてしまったら、そこで興味を失うような気がします。

研究と開発は大きく違います。
開発というのは、ある目標を設定したら、そこに向かって最短パスを考えます。
研究というのは、非常に曖昧で大雑把な目標みたいなものがあって、
それに向かって研究者の個性に任せて自由に進んでいくものだと思います。

研究は、最終的に何に役立つかは、やってみなければわからないのです。
思わぬ展開で斬新なアイデアが出たりしますから、
だから、わからない方が面白いのです。

By古澤明

(プロフェッショナル仕事の流儀2より)

2008.03.07:反田快舟:[仕事の流儀]

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