僕はこの仕事を天職だと思っているんですね。
何かに導かれてここまで来たような気がしているんです。
91年の「クープ・デュ・モンド」(洋菓子の世界大会)でチャンピオンになったときも、
予選を勝ち抜いたわけではなくて、推薦してくださった方がいたから出場できた。
予選があったら、たぶん出られなかったでしょう。
見習いのときには、「お前は向いていない」と何回も言われました。
先輩に辞めろと言われたことも一度や二度ではありません。
でも、僕は中学生のときに感動を受けて以来、ずっとこの仕事をしたいと心に決めてきたわけですから、
絶対に続けようと思いました。
そうやって続けてきた結果が今の自分なのだ、という気がします。
By杉野英実
(プロフェッショナル仕事の流儀1より)
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