子どもの小さな心臓の手術は誰でもすぐにできるものではありません。
だから、できるようになるためにトレーニングをするわけです。
まず第一に、どうやって集中力を高めるか。
集中すればするほど、普通の人には見えないものが見えてくる瞬間があるのですね。
切るのは一瞬。2ミリ切れば治る病気でも、0.1ミリずれると死に至る。
だから私は、何分かかっても、見える瞬間が来るまでは一切手を動かしません。
(プロフェッショナル仕事の流儀1より)
技を極めた上に、更に集中する精神力で普通の人には見えないものが見えるのでしょう。
昔、野球の川上さんが、「調子のいいときはボールが止まって見えた」といいましたが、それと同じかもしれません。
最近ではイチローが似たようなことを言っていました。
心理の世界では、河合隼雄先生が、そんな心境を色んな場面で書いておられます。
いづれにしてもプロとはすごいものです。
今からでも、何十分の一かは近づけるでしょうか?
いや近づく努力をしなければプロとは言えないですね。
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