「そっと耳を澄ませば」で自分史文学大賞を受賞したエッセイストの三宮麻由子さん。
三宮さんは4歳の時に失明し、以来、目が見えません。
小学校3年生の時、彼女の人生を大きく変えた出会いがありました。
三宮さんは、近所のドイツ人の英会話学校に入ることになります。
その先生は、三宮さんと初めて会ったとき三宮さんの手を取ってこういったそうです。
「あなたは目が見えないから、耳だけで言葉が覚えられる。それは才能です。
才能を使えば、あなたのマイナスはプラスになります」
そして、こういわれたのだそうです。 「You can change」
「私が男に生まれていたら、パイロットになれたのに。
もっと裕福な家庭に生まれていたら・・・。いろんな仮定が出てきます。
でも、授かった人生が私の人生です。
見えないことだけが、私の特色ではありません。
ただ、それだけについて問われるなら、見えなくなったという一つの絶望も、
新しい可能性の入口になり得るのだと思います」
By 三宮麻由子
(名言セラピー3より)
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