「豊かさの中で見失った家庭教育」

今日の教育のあり方を「偏差値教育」などと名づけ、人間性が大切という人は多い。
それでは、人間性を養うという点で、自分は家庭において何をしているのかを考えると、どうだろうか。
いや、自分は忙しい、という人は、「人間性教育」を全面的に学校教育に任せようというのだろうか。

何ごとも経済優先の世の中だから、自分はお金を稼ぐのに忙しく、教育は学校でと割り切るのだったら、学校教育にもっとお金をかけるべきではなかろうか。
教科のみならず人間教育もお任せ、というのだったら、教師の数をこれまでの倍にするとか、教師の給料を倍にするとか、を真剣に考えるべきであろう。

自分がするべきことを他人に任せて、稼ぎを多くし、他人に金を払わないというのは資本主義の理念に反している。

(「人生学ことはじめ」より)
2006.12.09:反田快舟:[自分を見つめる]

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