何人かが集まると他人の悪口を言ったり、こき下ろしたりすることも人間の楽しみの一つかもしれない。
現在は、教育論が花盛り、最後は文部科学省がけしからんとなって一同溜飲を下げる。
しかし、生涯教育が重視される今日において、自分自身の教育はどうなっているか、家族、社会の一員として何らかの意味で教育にかかわっているはずの、自分の生き方などを考え始めると、現在の日本における教育の困難さが身にしみて感じられる。
学校とか教育とかの問題として論じられる前に、日本人あるいは自分自身としての生き方ということを見直していく必要があるのではないだろうか。
(「人生学ことはじめ」より)
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