日本人は特定の神や宗教を信じていなくとも、その生活の中に宗教が混じりこんで生きている国民である。
ご飯粒ひとつを大切にするような生き方の中に、その宗教性が認められた。
しかし、近年は日常生活の変化と共に長い間、半意識的に保持していた宗教性を失いつつある。
グローバリゼーションぼ波が強く押し寄せてくる中で、日本人が宗教について考えてみることは絶対に必要と思われる。
それについて考えるとき、河合河合隼雄、加賀乙彦、山折哲雄、合庭惇「宗教を知る 人間を知る」(講談社)は参考になる。
(「縦糸横糸」より)
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