引きこもりが増えている。しかし、人間にはある程度の引きこもりが必要だ。一人で誰にも邪魔をされず、ぼーっとしたり、それによってストレスを解消したり、新しい考え方や力が生まれてきたりする。
ただ、それをどのような方法でいつするかが問題なのである。お勉強やお稽古に熱心な母親は、子供に必要な引きこもり権を奪っていることに気がつかない。それを奪われた人は成人になってから、高利子つきの借金を返すように、相当な引きこもりにならざるをえない。
引きこもりの障害を予防したい人は、子供のときから上手に、時には非合法すれすれに引きこもりを経験しておくことである。
(縦糸横糸より)
この記事へのコメントはこちら