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仕事の流儀
「灯を消す方がよく見えることがある」
不安にかられて、それなりの灯をもって、うろうろする人に対して、灯を消して暫らく闇に耐えてもらう仕事を共にするのが、カウンセラーの仕事である。
もっとも、不安な人はワラをもつかむ気持ちなので、そのような人に適当に灯を売るのを職業にしている人もある。
目先を照らす役に立つ灯(それは他人から与えられたものが多い)を敢えて消し、
闇のなかに目をこらして、遠い目標を見いだそうとする勇気は、誰にとっても人生のどこかで必要なことといっていいのではなかろうか。
(こころの処方箋より)
2006.10.02:反田快舟:[
仕事の流儀
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