他人を羨ましいと感じるときがある。
羨ましい気持ちが起こったら、それは自然に生じてきたことだから、
良し悪しを言う前に、それが何から来ているのか、考えてみたらどうだろう。
自分にとって実に多くの未開発の部分がある中で、特に何かが「羨ましい」という感情に伴って意識されてくるのは、その部分が特に開発すべきところとして、
うずいていることを意味しているのである。
「羨ましい」という感情は、どの方向に自分にとっての可能性が向かっているかの方向指示盤としての役割をもっているといえる。
初めは、困難や苦痛を伴うにしろ、時分が発見したことをやり抜いていくと、
ある程度経てば、その面白さも分かってくるし、その頃には「羨ましい」感情も弱くなっているのが分かるだろう。
(こころの処方箋より)
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