「心の支えがたましいの重荷になる」

たましいなどとわけの分からないことを言うと、怒られそうだが、一般に抑うつ症の人は、生真面目に「わけのわかる」解決策をいろいろと考えて、どれもうまくいかずに余計に苦しんでいる人が多いのである。

そんな時に、筋道たてて考えることをやめ、今まで、自分の心を支えてきてくれた基盤が、実はたましいという存在の上にのしかかって重荷になっている。

それでは、たましいの方に、もうひとつ強い支えをつくらなくては・・・、などというイメージの世界に遊んでみることの方が、はるかに解決を生み出すと思われる。

(こころの処方箋より)
2006.10.02:反田快舟:[自分を見つめる]

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