壮大かつ奇想天外なアクション・シーンだけでなく、重いテーマや時事性を巧みに取り入れた独特のヒューマンドラマを描き出す小説家・福井晴敏。
「亡国のイージス」「終戦のローレライ」などのベストセラーを続出。
福井の描き出すストーリーの主な登場人物は、必ずどこか不器用さを持ち合わせている。
どんな物事でも両極端に行ってはいけなくて、絶えずいろんなものが混ざり合ってこすれていくから、全体のバランスは良くなっていく。
現実の世界でも、それぞれ対立する要素がぶつかり合って、尖り過ぎているものはちょっと丸まって、丸まっているものは少し削られて鋭利になっていく。そしてお互いのパズルのピースがカチッとはまって、混乱は少しづつ安定してくる。
だから、なるべく今の自分にこだわらず、物事をあまり決め込まずに見ていった方がいい。思うようにいかなかったら、やり方を変えてみる。それくらいの気持ちでいいと思います。(トップランナーの言葉より)
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