制約を楽しむ

木という素材は制約の固まりです。
長さの制限、強度の制限などがある中で、空間をつくり上げなければいけない。
そこでいろいろな知恵を絞り、制約をうまく反転して豊かさにつなげるのが、木造空間なんです。

制約を楽しむというのは、建築に限らず、人生の中でもすごくうまい手法のような気がします。
人が生きていくって、制約だらけじゃないですか。
だから、制約を楽しめたらどんなことだって楽しめますよね。

By隈研吾

(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.45より)
2009.04.11:反田快舟:[仕事の流儀]

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