破壊的な創造性を持たせるには

破壊的な創造性とは、今まで他の誰もが考えられなかったようなことをあえて見つけようとする意思ですね。
いろいろな人がいろいろなことを言っているけれど、それらをすべて疑うことのできる芯を持つことだと思います。

ただし、それは多産多死になるわけですから、多くの失敗も覚悟しなければなりません。
それを限られたリソースの中でいかにやりくりするかが難しいところです。

そんな破壊的創造ができる人は、一見おとなしい人の中にもいます。
おとなしいゆえに、その能力はすぐには見いだされないし、引き出そうと思っても自分から引っ込めてしまうことがある。

だから、「この人は何か面白い芽を見つけているんだろうな」という感覚を持ったら、どんどん励ましてあげることですね。

ただし、それになじまないタイプもいて、むしろ苦痛に感じてしまうことがある。
だから、初めから枠を決めて接しないことです。
一緒に遊ぶのがいいと、私は思うんです。

何か面白そうなテーマをやってもらい、どこまでいけるのか見てみる。
そういったチャンスを、おとなしいタイプの人にも与えることは、可能性を見出す一つの方法として有効だと思います。

By渡辺誠一郎

(プロフェッショナル仕事の流儀114 File No.42より)
2009.02.24:反田快舟:[仕事の流儀]

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