北村愛子さんは「感化力」の強い人だった。
スタジオで話しているだけでも、熱いものが伝わってきて、私も生きる力をもらい、何かを始めずにはいられなく感じた。
感化力とは、無意識の持つ力である。
感化力が強い人は、自分の中の「人を感化させる力」に気づいていないのだ。
自分にはこんな素晴らしいところがあるから、こんなメッセージがあるからと、それを人に押し付ける人は、かえって感化力が高くない。
自分でもなぜそうしているのか、なぜそんなことを言うのか十分に気づかずに行動する人が、周囲の人に深い感化を及ぼすのである。
By茂木健一郎
(プロフェッショナル仕事の流儀14 File No.41より)
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