命の現場にあるものとは

やはり「尊厳」ではないでしょうか。
病院の外であれば、生きるとか死ぬとかというよりも、生活の質の水準で物事を考えると思います。
でも、病院の中で直面するものは命そのものなんです。

それはとても厳かで、「私たちは神でも何でもない。ただの人間なんだ」と気づかせてくれます。
ただの人間だから救えない時もあります。
医学の限界や看護の限界、様々な限界がある。
でもそのなかで精一杯のことをするのが、命に対する医療の重要なあり方だと思います。

By北村愛子

(プロフェッショナル仕事の流儀14 File No.41より)
2009.02.13:反田快舟:[仕事の流儀]

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