やはり「尊厳」ではないでしょうか。
病院の外であれば、生きるとか死ぬとかというよりも、生活の質の水準で物事を考えると思います。
でも、病院の中で直面するものは命そのものなんです。
それはとても厳かで、「私たちは神でも何でもない。ただの人間なんだ」と気づかせてくれます。
ただの人間だから救えない時もあります。
医学の限界や看護の限界、様々な限界がある。
でもそのなかで精一杯のことをするのが、命に対する医療の重要なあり方だと思います。
By北村愛子
(プロフェッショナル仕事の流儀14 File No.41より)
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