まずは自分を落ち着かせるため。
そして、動物たちを少しでも安心させてあげたいということです。
それに、処置は一人ではできませんから、チーム全員で心を一つにしておかないと、
動物が急に暴れたりして、事故につながることがあるのです。
治療といっても、動物は苦しいことをされるのが嫌なわけですから、懸命に逃げようとします。
チームの中に真剣に立ち向かっていない人が一人でもいると、それが原因となって逃げられてしまうんです。
「こうすれば、人間から逃げられる」と、動物が覚えてしまうと、人間に危険が及んでしまう。
だから、決めるときは何事もパシッと一回で決めることがコツです。
By勝俣悦子
(プロフェッショナル仕事の流儀13 File No.36より)
この記事へのコメントはこちら