最初は、会議や書類整理ばかりで、すごく官僚的な機関だと思いました。
また「子どもを助けるために、こんなことばかりしていていいのか」というジレンマがあったのも事実です。
「NGOのような市民活動の方が、もっと具体的に子どもたちの状況を変えていけるのではないか」と。
しかし、世界には貧困にあえぐ子どもがたくさんいて、年間1000万人の子どもが5歳までに亡くなっています。
そういった状況を考えると、目の前にいる子どもたちを一人ずつ救っていっても、世の中は簡単には変わらない。
時間がかかっても地道に環境づくりをすることが大切だとわかってきました。
By杢尾雪絵
(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
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