いつも心に青空を~ユニセフ職員 杢尾雪絵~の仕事の流儀

ユニセフ(国連児童基金)職員 杢尾雪絵(もくお ゆきえ)。
子どもたちの命や健康を守るために活動する国連機関のタジキスタン事務所代表である。

タジキスタンは旧ソビエト連邦から独立後、内戦が続き、国土は荒廃した。
崩壊した医療制度、改善しない衛生状況。
多くの子どもが、十分な医療を受けられず、13人に1人が5歳まで生きられない。
感染症などで命を落とす子どもは、年間2万人に及ぶ。

発展途上国のこの国では。国家予算は主に経済政策や治安維持に割かれる。
子どもの健康に対する意識は高くない。

その国の制度を変えないと何も変わらない。しかし、「子どもは、待ってくれない」
掲げる理想と現実のギャップに、神経をすり減らす日々が続く。

その中で、よりどころにしてきた言葉がある。
「いつも心に青空を」
もう本当に絶望的になって、もうダメだと思っても、投げやりになったりしない!

(プロフェッショナル仕事の流儀12 File No.34より)
2008.12.14:反田快舟:[仕事の流儀]

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