「ウイスキーの魅力とは」

一番の魅力は、何といっても、5年、10年、ときには20年という時間をかけてつくり上げていく、熟成のうまさですね。
それはもう、人知の及ぶ世界を超えたところにあって、時間と貯蔵環境がもたらした偶然の産物です。

熟成について、今の科学で説明できることは、ほんの一部です。
熟成の過程は科学として説明できるのでしょうが、そこで実感できる満足感や質感はいくらも説明できません

ウイスキーは「樽の中で眠っている」のではなく「育っている」のだと思います。
われわれブレンダーの仕事は、その育ち具合を見守ることです。

By輿水精一

(プロフェッショナル仕事の流儀11 File NO.32より)
2008.11.24:反田快舟:[仕事の流儀]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。