医療事故が起こると、決まって病院長とかが謝罪会見をして陳謝しますよね。
発覚してから苦し紛れに公式の場で謝罪しても、残された家族が喜ぶはずもない。
テレビや新聞のニュースになる前に、病室のレベルでキチンとした謝罪があるべ
きだと思います。
手術は人間がやることですから、完全とか絶対はないんです。
自分でも意図しなかった結果ですから、誠心誠意謝罪するしかない。
そもそも、プロとアマがトラブルを起こした時は、八割はプロに責任がある。
例えば一流のホテルのフロントで、従業員とお客さんが喧嘩していることはない
でしょう。
どんなに無理難題を言われたとしても、一流のプロだから上手に対応するんです。
医療のトラブルもそれと同じで、患者さんに納得してもらえないのは、説得する
医師側の責任なんです。
By上山博康
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.26より
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