患者さんからの手紙やメールはすべて読んで、必ず返事を出しています。
みんな、人生がかかっているので、困り果てていることが文面から伝わってくる
んです。
よそではできない手術をしてあげられたら、「やった!」という感覚が得られる
でしょう。それがあるからやっているんです。
手紙や外来を含めて患者さんと接すること、患者さんの人生に触れることが、
自分のモチベーションを高める一番のエネルギーになっています。
患者さんが元気になって、「どうもありがとうございました」と退院していくとき、
あの瞬間は、外科医にとっての凱旋なんです。
あの喜びを、若い先生たちに一刻も早く味わってほしいんです。
By上山博康
(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.26より)
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