命を託され命を懸ける ~上山博康の仕事~

脳の血管にできる瘤(こぶ)―――脳動脈瘤。
一度破裂すれば脳卒中を引き起こし、患者は命の危険にさらされる。

脳外科手術をすれば破裂を未然に防げるが、手術にはリスクが伴う。
半身不随や言語障害など、重篤な後遺症が残ることもある。

脳神経外科医・上山博康。
脳動脈瘤の手術で全国的にその名を知られる名医だ。

直径3ミリの血管を事もなげに縫い合わせる驚異的な技量。
手がける手術は年間300件を超える。

患者は全国から命を託して上山のもとに集まってくる。
だから、上山も命を懸けて、ゆるぎない信念で患者と向き合う。

(プロフェッショナル仕事の流儀9 File No.26より)
2008.09.01:反田快舟:[仕事の流儀]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。