田尻が教職についたのは、全国的に校内暴力が問題となっていた1980年代前半。
生徒になめられまいと、角刈りにサングラスで突っ張った。
授業はスパルタ。教科書を黒板に書き写し、「明日までに覚えろ!」と要求した。
宿題を忘れた生徒は放課後に残し、課題を終えるまで帰さなかった。
しかし、生徒たちはついてこない。
腹が立ち、毎日怒鳴りまくった。
屈辱的な挫折を味わいながら10年。行き詰まった田尻は、故郷に戻り、再出発をはかった。
そこで、
その後の教師人生を大きく変える出会いをする。
(プロフェッショナル仕事の流儀9 FileN o.25より)
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