闇夜のカラスといわれて

「闇夜のカラス」というのは、花火師にとって本当に屈辱的な言葉でした。
それを聞いた瞬間、体に電気が走ったようになって、生き方を変えようと意識が
切り変わったのです。

その後、結果が出るまでの十九年間はつらい時期でした。
本当に、寝ても覚めても花火のことばかり考えていました。

あらゆるものを絶たないといいものは出来ないのではないかと、あえて厳しい状
況に身を置くことにしたのです。
それにしても、十九年は長かったですね。

よい結果に結びついたのは、決してあきらめなかったからでしょう。
くじけそうになったことはありましたが、いいものをつくろうという志は折れま
せんでした。

By野村陽一

(プロフェッショナル仕事の流儀8 File NO.24より)

2008.08.12:反田快舟:[仕事の流儀]

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