永遠の一瞬を演出する『花火師・野村陽一』の仕事

秋田県大曲市。ここで毎年、日本一の花火師を決める大会が開かれる。
「大曲全国花火競技大会」。明治時代から続く、花火大会の最高峰。

名だたる名人たちが技を競い合う中、2005年、一人の花火師が史上初の二連
覇を成し遂げた。
花火師・野村陽一。その技は、炎を自在に操る。
野村の花火は、圧倒的な完成度の高さで詰めかけた七十万人の度肝を抜いた。

野村は花火を、“潔い人生”にたとえる。
上空で開いてから消えるまで、わずか五秒。
だが、すべてが一瞬に消えるその“潔さ”が、花火を見る人の心に永遠に焼きつける。

(プロフェッショナル仕事の流儀8 File No.24より)
2008.08.05:反田快舟:[仕事の流儀]

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