いい失敗はたくさんした方がよいと思います。
いい失敗とは、経験値として残るようなもののこと。
ただ、失敗した原因を本人が納得していないと、同じ失敗をしますね。
大切なのは、失敗したときにリカバリーできるだけの体力を残しておくこと。
アイデアは100%注ぎ込むけれど、力は60%程度に抑えておく。
そして、Aプランの半歩後にBプランを走らせておきます。
そうやって保険をかけておかないと、一つが失敗したらすべてが終わりです。
手を抜くのではなく、そうやって気持ちに余裕を持たせておくことが大事です。
By小栁栄次
そもそも人間の脳は、100%を何かに注ぎ込むことはしていない。
それを60%の力と表現するのは、技術者らしい正確な表現かもしれない。
余裕を持つことは非常に重要で、アスリートが世界記録を出すときは、軽く流す
感覚があるという。
そういった状態でないと、最高のパフォーマンスを発揮することは難しい。
By茂木健一郎
(プロフェッショナル仕事の流儀8 File No.22より)
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