勝ことよりも大事なことがある

大瀧は靴のかかとを踏んで履く生徒にも厳しく指導する。
服装の乱れている生徒は試合に出さない。
物を大事に扱うこと、ルールを守ることについて、とりわけ厳しいのはなぜか。

両親が働いて、お金を出し、靴を買ってくれたわけです。
そんな思いを大切にできない、その気持ちがグランドでも出てしまうのではない
かと思うんです。
人を愛するということは、両親に対しても、サッカーの仲間に対しても敵に対し
ても同じことですから、
それを常に大切にするという気持ちは大事にして欲しいんです。

校則違反は、サッカーでいえばルール違反。退場を命じられてもおかしくありま
せん。
ルール違反をしてまで勝ちたくない。
正々堂々と戦った結果であれば、たとえ負けたとしても三年間は決して無駄には
なりません。
勝つことよりも大事なことがあるんです。

By大瀧雅良

(プロフェッショナル仕事の流儀6 File No.17より)

2008.06.20:反田快舟:[仕事の流儀]

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