衝突を恐れないことで成長する

僕自身は、特に厳しくしようという意識はありません。
ただ、一人の子とサッカーを通して接する時間は二年半しかない。
その二年半に何をすべきかを自分に問いかけると、つい厳しい言い方になってし
まうんですね。

それでいいのかどうかはわかりません。
褒めて育てることができれば、それに越したことはないのでしょう。
大きい声を出してしまうのは、僕自身が未熟なのだろうとも思います。

「衝突を恐れるな」という言葉の意図するところは、遠慮し合っていてはいいも
のは出てこないということ。
伝えるべきことは伝える。そして反論が出たらお互い納得のいくまで議論していく。
そうやってとことんやり合うことで、友情も芽生えるし、お互い考え方も豊かに
なる。

実際、自分の思いを伝えられる子のほうが成長していきます。
高校の三年間の変化というのは、すごいもんだと思います。

By大瀧雅良

(プロフェッショナル仕事の流儀6 File No.17より)
2008.06.19:反田快舟:[仕事の流儀]

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