自分で見つけた答えだけが、自分のものになる



教えてもらったものは身につかない。
教えてもらうと、いざというときに何か教えてと頼ってくる。
逆に自分でつかんだものは、どんな時でも忘れない。

どうすれば自分で考え、つかむようになるのか。
最大のチャンスは、壁にぶち当たった時だという。

この日はグランド脇に一人の選手を呼んで質問をぶつけた。
「もし、お前が相手の監督だったら、お前みたいな選手がいたらどうする?」
「お前の欠点は何?」
単刀直入に、厳しい質問をぶつける。自分の弱点と正面から向き合わせるためだ。

「お前はいったいどう考える?」
「自分はどう考えるってところが、弱くない?」
大瀧の、「答えは自分で見つけさせる」というやり方は徹底している。

(プロフェッショナル仕事の流儀6 File No.17より)
2008.06.18:反田快舟:[仕事の流儀]

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