樹木医になるにはどうしたらよいか

日本には、国や都道府県や市の指定天然記念物、神社仏閣の古木など、素晴らし
い木がたくさんあります。
しかし、環境悪化の影響を受けて、どんどん弱っているものが少なくありません。
そんな木を守るために、平成3年に林野庁が樹木医の試験制度をつくりました。

試験を受けるには、まず樹木の診断治療・保全保護の経験が7年以上あることが
条件。
試験の際は、受験者全員が14日間、会場に缶詰になり、毎日8:30~17時
まで、研修と試験が繰り返されます。
樹木の生理生態、病気や害虫、それから接ぎ樹や移植など、全部で14科目あり
ます。
座学もあれば、外での実習もあり、最後に、総合診断という診断書を書きます。

現在、樹木医の認定を受けている人は1300人くらいでしょうか。

By塚本こなみ

(プロフェッショナル仕事の流儀6より)

6月1日に畠山重篤さん主催の「森は海の恋人植樹祭」に初めて参加しました。
今年で20周年だそうで、北海道から熊本まで約1,000人が参集しました。
岩手県一関市室根町(旧室根村)矢越山ひこばえの森に20種類以上の広葉樹を
植えるのです。

木は多様性があるから育つのだそうで、再生には長い長い年月が必要です。
それでも、できることから一歩一歩進めることの大切さを学びました。

2008.06.07:反田快舟:[仕事の流儀]

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